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文系プログラマによるTIPSブログ

文系プログラマ脳の私が開発現場で学んだ事やプログラミングのTIPSをまとめています。

ゼンハイザーHD800をT1と比較しながらレビュー!サ行が刺さるよ!

ゼンハイザー ヘッドホン

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先日beyerのT1が断線してしまったので、これを機に以前から気になっていてたHD800を購入してしまいました!

2個を比較しないともったいないので、ざっくり比較したいと思います!
まずは両者の簡単な紹介からします。


※ 注意 この記事はSACDでオーケストラ等を比較するハイエンドな比較ではなく、ヲタ丸出しの比較となっているので、不快な方はそっ閉じでお願いします。また、オーディオレビューによくある「まったりした」とか「ウォーム感」だとか、解らない言葉を極力避けています

視聴環境

エージング具合

HD800は1年ほどエージング済みで、T1は2年以上エージング済みです。
DACとヘッドホンアンプはそれぞれ1年程度エージングしてあります。

sennheiser HD800

ゼンハイザーのヘッドホンのフラッグシップモデル(最上位機種)です。

ゼンハイザージャパン株式会社 | SENNHEISER 製品 | HD 800

良い点

  • 圧倒的な音場。
  • オーケストラに強い。
  • 装着感は最上級クラス。完璧に耳にフィットする。長時間のリスニングも余裕。
  • ケーブルが着脱式の為買い替えやバランス接続に変更可能。

悪い点

  • 価格が高過ぎる。
  • ボーカルはそれほど得意ではない。
  • 解像度が高過ぎるのが原因なのか、サ行がグサッと突き刺さる
  • 優等生タイプの音になるので、飽きやすいかも。

雑感

見た目の高級感ケーブル着脱式によるメンテナンス性が最高です。
単に音がいいだけではないです。バランス接続まで見据えた着脱式なのです。

重さについては、見た目より軽く感じます。T1の方が重いんじゃないでしょうか。

音場については、ネットの情報通り、広大な音場です。但し、音場を実感できるソースでないと差を実感できません。立体的に音が鳴る曲で聞いてみて下さい。

解像度については、文句無しです。

低音は広がる感じではなく、締まった感じで聞こえます。

中高音は、バランスが良いです。

ボーカルに関しては、ネットで言われているように引っ込んで聞こえます。個人的には、引っ込んでいるのでは無く中央から聞こえる感じがします。問題のサ行ですが、かなり耳に突き刺さります。1ヶ月以上はエージングしてたのですが、やっぱり刺さります。


サ行が結構ささるのは解像度が高過ぎるのが原因でしょうかね。それさえ無ければボーカルも長時間聴ける感じです。

beyerdynamic T1

ベイヤーダイナミックのヘッドホンのフラッグシップモデル(最上位機種)です。

beyerdynamic T 1: Audiophiler Tesla Highend-Kopfhörer, halboffen

良い点

  • T1より女性ボーカルが元気に聞けるヘッドホンは無いんじゃないでしょうか。
  • 解像度が非常に高い。(HD800よりは低い)
  • 解像度が高いのにサ行が刺さらない。
  • HD800より良い意味で癖があるので飽きにくい。

悪い点

  • 価格が高すぎる。
  • 作りが安っぽい。サイズ調整の部分がすぐズレてしまう。
  • 装着感は悪い。長時間のリスニングは確実に耳が痛くなる。
  • T5p程ではない?が断線し易い模様(私のT1は断線しました)。

雑感

見た目の安っぽさケーブル着脱式でないメンテナンス性の低さが残念です。

重さについては、重いです。装着感が良くないので首を振るとズレます。

音場については、広くありません。

解像度については、文句無しに高いです。

低音は広がる感じではなく、締まった感じで聞こえますが、HD800よりは確実にボワついてます。低音の量はHD800より確実に多いです。

中高音は、バランスが良いです。

ボーカルに関しては、最高です。声がすぐ近くから聞こえ、それ以外が後に続く感じで、解像度の高さとボーカルが近距離から聞こえる点が最高です。圧倒的です。


作りの悪さが目立つT1ですが、癖のある元気なボーカルが凄いのです。

sennheiser HD800とT1の比較

装着感

比較になりません。HD800より装着感がいいヘッドホンなんてあるのか?、という程良いです。
HD800は首を振っても下を向いてもズレません。T1はズレます。

音場

両者の最大の違いである音場ですが、
HD800は、少し広い部屋で少し距離を於いて聞いている感じです。ボーカルは中央から、それ以外は球体のように全方位から聞こえるイメージ。
T1は、狭い部屋で近い距離で聞いている感じです。ボーカルは至近距離から、それ以外は割りと近い距離から平坦に聞こえるイメージ。

HD800の引っ込んで聞こえるというのはボーカルが真ん中にあるからそう聞こえるのでしょう。
T1がボーカルに強いのは、至近距離でボーカルが聞こえてくるから強く聞こえるのでしょう。

解像度

互角です。が、ボーカルに関してはT1の方が上に聞こえます。近距離から聞こえるせいもあるかもしれませんね。

立体感

HD800は、全ての音が立体的に聞こえる感じです。
T1は、全体的にフラットに聞こえる感じです。

低音の聞こえ方

HD800は、音が広がらずに引き締まって聞こえます。
T1は、HD800ほど締まっておらず少し緩い感じです。

表現が難しいのですが、例えば机を叩いた場合、
HD800は固い音でドンッ!と聞こえ、
T1は少し緩んでドォォン!と聞こえるイメージです。

アニソン

ネットで言われている通りです。
HD800は一歩引いて歌手が歌う感じで、T1は近距離で元気に歌ってくれます。
ボーカルを重点的に楽しみたい人はT1がよいでしょう。
ボーカル+BGMも楽しみたい人はHD800がよいです。ボーカルとの相性は最悪と言う人がいますが、全然そんな事は無いかと思いますが、ちょっとサ行が刺さるのが難点。

ゲーム・アニメのサントラ

HD800が最高です。オーケストラで使用される楽器全般が立体的に全面に出てきます。T1は元気に鳴りますが、立体的には聞こえません。

ニコニコ動画

ボーカルは素人が低音質マイクで喋っている状態ですが、全体的にHD800の方が良く聞こえます。
まあソースの音源が最悪に悪いので比較も糞も無いのですが、HD800の方がマシかな、程度です。

共通事項

両者とも解像度が恐ろしく高いので、ソースの音源がヘボいとヘボさが全て解ってしまい、むしろ聴きづらくなります。PCでの視聴は最低でもFLACでききましょう。MP3程度では粗さ、ザラザラしたような音質の悪さが丸わかりです。SACDやDSD音源で聞けば、両者の性能を最大限に引き出せるのですが、曲が少なすぎるのですよね・・・

また、HD800のインピーダンスは300Ω、T1のインピーダンスは600Ωとなっているので、アンプにパワーが無いといけません。間違ってもPCのサウンドカードに直挿しやミニコンポに直挿ししてはいけません。その程度では実力の5%程度しか出せないでしょう。相応のパワーを持つアンプ+DACが無いとまともに鳴りません。

おまけ:HD595との比較

HD595も持っているので比較すると・・・・

余りにも差があるので比較するのが可哀想

もうダメです。東京の景色と中国のPM2.5満載の景色くらいの違いです。HD595壊れてるのか??と思ってしまう程籠もって聞こえます。

後日談

サ行の刺さり具合が厳しかったHD800ですが、現在フルバランス構成の環境に移行してHD800を1年以上エージングしてますが・・・

大分サ行が刺さらなくなった!

のです!
フルバランス化した直後に刺さらなくなったので、バランス接続できる環境の方は絶対HD800をバランス接続にした方がいよいと思われます!!!

T1も実はリケーブルしてバランス接続できるにして貰って、HD800とT1の両方をフルバランスの環境なわけですが、個人的にはHD800が1枚上手な感じです。ボーカルも超解像度で聞けるし、低音もボワつかないです。唯一の弱点であるサ行の刺さりも克服し、最近T1の出番がほとんどなくなっています。


フルバランスのHD800が凄くいいので他のフラッグシップヘッドホンに興味が無くなったなあ

ハイエンドヘッドホンの選び方

それぞれのヘッドホンで全面に出したい音が違っており、それが差になるんだなと感じました。T1を聴いた後でHD800を聞くと、T1で聞こえなかった音が大量に聴こえてきます。が、これはT1がその音を出せないのではなく、別の部分(ボーカル)を重要視しているので出ていないのではないか?と思います。

ハイエンド同士だと性能(解像度等)に違いがほとんど無いので、単なる性能比較で選ぶとアレ?と思ってしまうでしょう。なので、性能で比較するのでは無く得意分野で選ぶといいかもしれませんね。

個人的にはHD800はオールラウンダーな印象を受けたので、長く使えると思っています。

全体的にHD800が優れていてT1が一歩引けを取る印象ではありますが、T1はボーカルが本当に元気よく聞け、微妙な癖があるのが病みつきになる感じです。

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