文系プログラマによるTIPSブログ

文系プログラマ脳の私が開発現場で学んだ事やプログラミングのTIPSをまとめています。

FF15の初週69万本の悲しみと旧作の振り返り

全盛期のスクエニを知っている自分としては非常に悲しいですね (´・ω・`)
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www.4gamer.net

FF15が発売され、ついに販売数が出ました。

今回はまじめな話ではなく、私にとってのFFの昔と今を思い返す記事となります。

気になる販売数は・・・!?

気になる販売数は、 690,471本 とのことです。ミリオン割れのようです。

ちなみに過去作の販売数は以下のようです。

FC FF1 52万本 
FC FF2 76万本 
FC FF3 140万本 
SFC FF4 144万本 
SFC FF5 245万本 
SFC FF6 255万本 
PS FF7 初週202万本 累計328万本 
PS FF8 初週250万本 累計369万本 
PS FF9 初週195万本 累計282万本 
PS2 FF10 初週183万本 累計248万本 インタ版+約30万本 291万出荷 
PS2 FF12 初週184万本 累計231万本 インタ版+約13万本 
PS3 FF13 初週151万本 累計193万本 ベスト版含 
PS4 FF15 初週69万本

直近のFF13と比較してFF15は販売数が大幅減

FF13 2009年12月17日発売 初週151万6532本
FF13が発売された時のPS3週間売り上げ 24万5406台
PS3は2009年12月13日に本体売上400万台突破らしい

FF15 初週69万471本
FF15が発売された時のPS4週間売り上げ 11万318台
PS4は2016年11月に本体売上350万突破したらしい

これはとあるまとめサイトに書かれていたもので信憑性の程は解りませんが、もし本当だとして、本体を1人1台所有し、1人1本購入するものとする場合以下のようになります。

FF13の場合

本体4000000台 ÷ ソフト1516532本 = 2.63
本体所有者のうち、2.63人に1人はFF13を購入しています。

FF15の場合

本体3500000台 ÷ ソフト690471本 = 5.06
本体所有者のうち、5.06人に1人しかFF15を購入していません。


単純計算すると、FF15はFF13と比較して、2倍買われなくなった事になってしまいますね。これは結構厳しい結果です。本体を持っているにも関わらず、購入に至らないケースが増加してしまっています。

何故売れなかったのか

正直私はマーケティングだとか、その手の話には疎いので難しい事は解りませんが、ぱっと思いついたものをいくつか書いてみます。

キャラクター面

  • 黒尽くめのホスト集団に感情移入できなかった。
  • ホスト達がチャラ過ぎた。
  • ホスト達の会話が寒すぎた。
  • キャラクターが喋ることに違和感を感じた。
  • キャラクターと声優のミスマッチを感じた。
  • リアル過ぎて違和感を感じた。
  • 腐女子向け?と嫌悪感を感じた。

ストーリー・システム面

  • ストーリーが良くなかった。
  • ゲームシステムが良くなかった。
  • オープンワールドを活かせてなかった。
  • やりこみ要素が少なすぎ・多すぎた。
  • バグが多すぎた。
  • FF13のせいでFFブランドのイメージが損なわれた。

ハード・ソフト面

  • 発売されるのが遅すぎて興味が薄れた。
  • ソフトの価格が高かった。
  • PS4を持っていなかった。
  • もう据置型ゲームの時代ではないと思ったから。

ユーザ層

  • 小中高大学生がPS4を購入していないから。
  • デカイ据え置き機を所有する事が恥ずかしいから。
  • スマホゲーに夢中だから。
  • 映画のような映像クオリティは求めてないから。

間違っているものも多々あると思いますが、ざっとこんな感じの事が想像できます。

本体販売数はFF13とFF15で大きな違いはないのに69万本しか売れなかった、さて、本当の原因は一体何なのでしょうね。FFシリーズはPlaystationの代名詞とも言えるタイトルで、売上も1、2を争うものなので、FF15が69万本となると、PS4は頑張っても初週69万本しか売れません、という事に繋がりかねませんね。

PS4の限界はここまで、という事にならないように、原因の究明などを頑張って欲しいですね。(なんだかバグの調査みたい・・・・)

私のFFプレイ歴と振り返り

そんなことどうでもいいよ、という話ですが、一応どのシリーズをどれくらいプレーしたのかを書いてみます。

FF1

社会人になってからPS VITAでプレイ。普通に1回クリアして、目茶苦茶簡単だなあと思いました。

FF2

小学生のころにプレイ。パンデモニウムが突破できませんでした。デスライダー+ミスリルゴーレムの悪夢が蘇る・・

その後社会人になってPS VITAで再度プレイ。簡単でした。HPも敵の攻撃力も100倍くらいあってもいいと思いました。最終的にアルテマ16にするくらいまではやりました。

FF3

小学生の頃にプレイ。その時点で結構簡単にクリアできました。

その後社会人になってPS VITAで3D版のものをプレー。やはり簡単でした。その時の感想とか雑感は以下に書きました。鉄巨人は撃破しています。
www.bunkei-programmer.net

FF4

小学生の頃にプレイ。音質がやたら良かったのを覚えています。最終ダンジョン以外は簡単でした。

その後社会人になってDS版をプレイ。今までとは異次元な難しさに驚愕しつつ、難しくて逆に非常に楽しめました。個人的にはあれくらい難しいのが標準でもいいですね。フレイムドッグのほのおで壊滅寸前に追い込まれたり、透過レーザーで全滅するなんて、もう最高ですね。

さらにその後、ff4 complete collectionを購入し、隠しダンジョンを全て攻略するくらいはやりました。

ちなみにサウンド面がやたら良かったのは、裏話があるのです。
www.famitsu.com

FF4 the after years

社会人になってPS VITAでプレイ。忍者編がちょっときつかったくらいで、特に印象に残っていません。しっぽは数種類集めて満足して終了しました。

FF5

中学生くらいの時にプレイ。全ジョブマスターするくらいはやりました。まあまあ面白かったです。ゲームシステムが良かったためか、今でもやり込む人は多いですね。

FF6

中学生くらいの時にプレイ。この頃から私のFFに対する印象がちょっと変わりました。恐らく今までのFFと画風がちょっと変わったから?なのかもしれません。

FF7

高校生の時に友達に借りてプレイ。この頃から以下が進行していきました。

  • ダメージの強烈なインフレ
  • 召喚獣の演出の長期化
  • ディスク枚数の増加(FF7は4枚組)
  • サブクエスト(進行に直接関連の無い寄り道イベント)の増加

ナイツオブラウンドとか超究武神覇斬とか、もうなんだこれ、という感じですね。しかもナイツオブラウンドなんて1分40秒くらいじっと見ていないといけないほど長いです。

今見ると酷いグラフィックですが、当時は革新的に見えました。FF6からいきなりあのグラフィックでしたからね。ストーリーも以外とちゃんとしていたし、敵・味方共にキャラクターも魅力的でした。旧作のFFとはいい意味で一線を画するものだと思えました。FF6 -> FF7は恐らくFF史上最大の革新があったのではないでしょうか。

FF8

未プレイです。個人的にリアル路線のキャラクターに魅力を感じなかったのと、戦闘システムが激変してしまった事が原因で、やる気がおきませんでした。今もやりたいとは思いません。

FF9

FF8の印象が悪かったので、未プレイです。しかし後から見返すと、キャラクターがFF8のリアル路線からデフォルメ路線に戻ったので、ニコニコ動画でプレー動画を全てみました。が、ボスキャラがあまりにも魔道士だらけで「あれ・・?」と違和感を覚えたのと、シリーズ屈指のロード時間の長さに閉口しました。

FF10

ここからPS2です。一気にグラフィック・サウンド共に向上しました。

大学生の頃に友達に借りてプレイしました。プレイ当初はキャラが喋りまくる事に違和感を感じましたが、ティーダがアホキャラだったせいか、あの見た目でも違和感なく楽しめたと思います。

オーケストラ調のBGMなど格好いいBGMが増え、ビジュアル面も演出が格好よくなりました。キャラチェンジ等、戦闘システム面でも色々なキャラを使う(使わざるを得ない場面もあり)機会がありました。

最終的には限界突破という、ダメージが9999以上になる新しい概念の登場により、FF7とは比較にならないダメージの爆発的なインフレを生み、HPが1千万もある隠しボスが登場したりもしましたが、やりこみ要素も多く、中々楽しめました。

以降のFF

全くやっていません。

各シリーズの革新的だと思った点

FF3 ジョブの概念と、明確なクリスタルの世界。
FF4 (SFC)グラフィック、サウンド面の大幅向上。ゲーム容量の大幅向上。
FF5 ゲームシステムの向上。
FF7 (PS1)グラフィック、サウンド面の大幅向上。ゲーム容量の大幅向上。
FF10 (PS2)グラフィック、サウンド面の大幅向上。ゲーム容量の大幅向上。
FF13 (PS3)グラフィック、サウンド面の大幅向上。ゲーム容量の大幅向上。

こんな感じです。大まかに、ハードの進化の後を追うように進化しているように感じます。ハードの進化により、表現できなかったものが表現できるようになり、容量増加によりサブクエストやストーリーの長期化等もされました。

ではFF15はどうかというと、そもそもPS3とPS4で、今までのSFC -> PS1 -> PS2 -> PS3 程のハードの進化が無いと私は思っているので、ハードの進化による恩恵があまり無かったと思っています。そういった革新性の不足がFF15の衰退に繋がったという理由も考えられそうですね。(まるでアップルのような・・・)

何故私はFF10以降をプレイしなかったのか

過去作をプレイして私がFFに求めていたものはリアルなグラフィックではなく、強力な武器・防具・魔法を収集・吟味しつつ苦しみながらボスキャラを倒す事であり、グラフィックを楽しむ事ではありません。私がこういう趣向なもので、勿論ロマサガシリーズも大好きなわけです。(というかFFよりロマサガの方が圧倒的に好きです)

FF10以降はグラフィックを楽しむゲームと化しているという先入観がどうしても拭えず、素直に楽しめそうもないなあ、と思い込んでしまって、プレイする気にならないのです。その先入観がある状態であのホスト達を見てしまうと、ますますプレイ意欲が無くなりますね。。。

まあそう言わずにやって見ろよと言われると、

  • PS4を持っていない。
  • PS4を置く物理的なスペースを確保したくない。
  • 発熱・消費電力が気になる。
  • 他にやりたいゲームが中々出てこない。

といった理由で、まずハードウェアを購入する事が億劫になってしまうのです。なら(将来的に)PC版が出るよ!という意見もあると思いますが、PC版ではやれグラフィックボードが〜、等とハードウェア要件が気になりだしたりして、結局購入する気になりにくいです。

要はモノを減らしたいのです。デカイ本体を置いてケーブル地獄になりたくないという気持ちがあります。既にPC周りでコンセント・ケーブル周りは酷い事になっているので。

私が好きなFFシリーズ

1位 FF4のDS版
2位 FF10
3位 FF2

FF4 DS版

FF4のDS版はあの難易度が非常によかったです。FFシリーズはほとんどが低難易度で、町から次の町へ行くのに対して装備を整えなくても楽勝、ボスも弱い、というのが通例なのですが、FF4 DS版だけは別格です。

突如現れた雑魚敵フレイムドッグにほのおで全員7割以上削られ、キマイラのブレイズで焼かれ、フリーズビーストに凍らされ、レッドドラゴンの熱線で焼かれ、ルゲイエのリバースガスで初見殺しされ、防衛システムの透過レーザーでオーバーキルされ、超強化されたミジンコのビッグバーンで壊滅し、散々な目にあいます。

だがそれが面白い。そこを攻略するのが楽しいのです。変態マントの紳士に盗むで火炎竜を阻止したり、対策して完封したりする過程が楽しいのです。(ぶっちゃけデカントという新システムのおかげで結構簡単に攻略できます)最近のユーザは難しい事を好まず、ほぼ何も考えずにボタンをポンポン押すだけでストーリーが進んでしまうような低難易度化が進行していて、とても受け入れられないでしょうね。(ダークソウル等の難しいゲームがヒットする事例もありますが)

私は基本的に難しいゲームが好きなのです!

FF10

キャラもストーリーも中々総合的に楽しめます。

FF2

完全に思い出補正ですが、FF2ってなんか何回もやりたくなってしまうのですよね。ストーリーも長くないし、攻略法も解りきっているので、魔法縛りとか、ついついやってしまいたくなります。

雑感

はやくゲームから本体という概念がなくならないかな〜

ゲーム機の本体はデータセンターにあって、プレーヤー側はそのゲーム機の画面をリモート表示する、という感じになりませんかね。そうすれば物理的な配置スペース、発熱、消費電力、売却、ソフトをDLするためのストレージ容量等の面倒な事を考えなくてもよくなります。まあ恐らくリモート表示する際のデータの転送量の問題で、コマ送りのような表示になってしまうのかもしれませんね。

なんというか、そろそろハードウェアの向上だけではなく、ゲーム機のあり方自体を一変して欲しいな、という気持ちがあります。スマホゲーはその今までのゲームのあり方(でかい本体の所有)を変えたので、次は本体自体を無くして欲しいです。

世間ではサーバーレス!サーバーレス!と騒いでいるので、そのサーバーレスの力で是非ゲームから本体の概念を無くして下さい!(他力本願)



というかですね・・・・



ロマサガの新作はよ