なんでじゃー!
昔 | 代替外部サービス |
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オンプレミス | AWS、GCE |
メールにファイルを添付 | Dropbox, GoogleDrive, Firestorage |
outlook, thunderbird | gmail |
svn | GitHubEnterprise, Bitbucket |
jenkins | CircleCI |
cacti | New Relic, CloudWatch |
redmine | backlog, JIRA |
IRC, jabber | HipChat , Typetalk |
Microsoft Visio | Cacoo, GoogleDrive |
などなど、昔は社内サーバやローカルアプリでやっていた事が、今ではSaaS(ASP)で代替可能になっていますね。
メンテナンスをしなくていいし、データを壊さずに機能追加や高速化を勝手にしてくれるし、データのバックアップもやってくれるので、大変有り難いSaaS。しかし一部でこれらに拒否反応を示す人もいます。
彼らの言い分は単純明快です。
外部にデータを送信するなんてけしからん!その情報が傍受・漏洩したらどうするんだ!
だそうです。そして、
使いたいならどんなデータを送受信してるのかを全部提示しろ。できないなら使用の許可は出せない!
だそうです。
そんな事は開発元の人間にしか解らないから、解る訳がありません。
よくあるのが、AWSを使用するのはOKするのに、CircleCIやNewRelicの使用は拒否するケースです。何でダメなんでしょうね。。。他にも、何故かGitHubEnterpriseには絶対の信頼を寄せている事もあります。暗号化された通信であるとはいえ、超機密事項であるソースコードの通信を思いっきりしてるんすけど、何でそれは許されるのか。SSL通信だって解読される恐れがあります。
米英政府はインターネットの暗号化通信を解読可能、米英紙が報じる
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130906/502762/
それらの理屈で言うと、AWSなんか最大級に危険な訳で、会社とamazonのサーバ間で個人情報やID/PASSやソースコードの通信を思いっきり行っているのにそれはOKで、CircleCIやNewRelicはNG、何故なのか。
これからの時代は極力外部のサービスを利用して、私達開発者は設計・実装・テストに注力したり、どうやってマネタイズをしていくか等を考えたいですね。しかしそれらを阻もうとする謎の勢力が存在します。。。バカバカしくて泣きたくなります。
もしかしたら、彼らは未知を排除したがる老害なのかもしれません。
年齢を重ねると、情報に対する柔軟性が失われていきます。未知の情報に過剰反応するのは変化への恐れで、知らないと認めることは無知と同義と嫌います。特に「立場のある人」は、その築いた立場の崩壊を怖れるためか、より頑なになります。ここまでは一般的な反応ですが、エンタープライズ0.2系の社長は、ここから多数派工作を始めます。自分が理解できないものは世間も知らなくて当然と「社内世論」の固めるのです。
E社長が「ネット」を否定したのは2000年のことです。否定の根拠は
「私が使っていないから」。
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/003/
説得できない俺らも悪いけど、こんなのあんまりだよな・・・
こういう出来事があるとモチベーションが急落するわ・・・
はぁ、Atlassianとかヌーラボ のサービスってホントいいよな。