こんにちは。自転車通勤2年目のtreeです。今回のお題は道路交通法の改正に伴う自転車乗りへの影響です。
こちらの記事は横浜市のものですが、道路交通法では横浜市に限らず、基本的に自転車は車道を通行するのが基本ですね。
今回の記事を見て、「あれ?こういうケースだと自転車・歩行者はどっち通行すればいいんだろう」と思う事があったり、こんな危険な事があったなあと思い出したりしたので、書いてみます。
- 交通ルールを守らない人も増え、さまざまな問題が顕在化
- 道路を通行できる環境をつくるための「通行空間」の整備
- 歩車分離路は11%
- 原則車道通行」と知りながらも守らないことがある人が半数近く
- 理不尽な状況で自転車乗りが注意すること
- treeが見た、恐怖の自転車
- treeが見た、恐怖の歩行者
- ルールの周知の不徹底
- 雑感
交通ルールを守らない人も増え、さまざまな問題が顕在化
まず「ルール」、これがもう駄目。
車を乗る人は免許の更新の時に「自転車は車道を走るもんじゃよ」と教えられるので、極力車道を走ってくれます。自転車問題が顕在化した今、若い世代は講習所・免許センターでルールを強制的に教わりますね。
しかしどうでしょう。年配の方はこのルール、そもそも知ってるんでしょうか?
自転車問題が取り沙汰される前の世代は、自転車のルールをほとんど知らないんじゃないでしょうか。
道路を通行できる環境をつくるための「通行空間」の整備
軽車両である自転車は、歩道と区別のある道路では車道の左側を走ることが原則となっている。市でも自転車が走る場所を色やマークで明示し、ルールが分からない人でも一目で理解できるように整備することで、車道の利用を促す施策例を挙げている。
これは大きな課題ですね。
お役所は「まずルールを決める」から全てを始めようとするので、「インフラを整備する」が必ず後回しになります。
私は自転車を利用するエリアでは自転車専用レーンが用意されているのを一度も見たことが無いです。一応誰もが知っている都心のエリアなのですが。
混雑する都心で自転車を乗るな!という暗黙の圧力ですかね。。。
歩車分離路は11%
すでに2006年から自転車専用通行帯(レーン)や自転車通行部分の明示など、「自転車ネットワーク」の整備が進められているが、整備個所は計画総延長(約263Km)の約11%に留まる。
そもそも車道と歩道の分離からできてないのに、「自転車は車道を走るのだ ( ー`дー´)キリッ」ですから、まさにお役所仕事。
原則車道通行」と知りながらも守らないことがある人が半数近く
知ってるよ。知ってるから車道を走りたいけど、路側帯に車が余裕で侵入してくるし、クラクション鳴らしてくるんだよ。しかも警察も「危ないから車道を走るな」って注意してくるんだよ。じゃあ自転車はどこを走ればいいんだよ。
理不尽な状況で自転車乗りが注意すること
まあこんな感じで先に法整備だけして、インフラを全く整理されていないがために、理不尽で矛盾した状況なのが現状です。
こんな状態で国や法律に頼っても埒が明かないので、自転車乗りは自分達の判断で、ある程度安全を守る必要がありますね。
私が自転車を乗る際に心がけているのは以下です。
- 歩道を通行する際は、人の多さに関わらず減速運転を心がける。
- 歩道通行時に人を追い越す際は、かなり原則し、反対車線に人が見えている時は、止まるくらいに減速する。
- 夕方からライトを付ける。(アッパーライトにならないように微妙に下に向ける)
- 逆走は厳禁。
treeが見た、恐怖の自転車
奇行種
最近リアルで目にしたのですが、
自転車スマホ
という奇行種を目にしました。
なんか前の自転車、やけにフラフラ蛇行しながら走ってるなあ、と思ったら、なんかスマホいじりながら自転車乗ってるんですが・・・
事故りたい願望でもあるんですかね。
彼は「歩道」で「スマホを見ながら」自転車に乗っていました。
まあ案の定事故ってました。壁に激突し、歩行者に激突し、それでも彼は自転車スマホを続行していました。
恐怖の三種の神器
- 自転車スマホ
- 無灯運転
- イヤホン
これが揃ったら最凶です。いつ死んでもおかしくありません。
奇声を発しながら歩道を突っ走るおじちゃん・おばちゃん
多分自転車乗りの方は経験があると思います。
危ないーい!と奇声を発する事で人や自転車をどけさせようとする、無謀運転をするおじちゃん・おばちゃん。危ないのはあなたなんですが。。。
彼ら・彼女らは当然のようにルールを無視し、自分が神にでもなったかのような運転をするのですが、女性の場合はまず警察は注意しない(できないのかな)ので、改善の兆し無し。
こちらとしては「そこまでして自転車に乗るなよ」と思ってしまいます。
treeが見た、恐怖の歩行者
歩行者だからといって、ルールを守っているわけでは無いんですよねこれが。
普通自転車が歩道を通行する事ができる場合
道路工事や連続した駐車車両などのために車道の左側部分を通行するのが困難な場所を通行する場合や、著しく自動車の通行量が多く、かつ、車道の幅が狭いなどのために、追越しをしようとする自動車などの接触事故の危険性がある場合など、普通自転車の通行の安全を確保するためにやむを得ないと認められるとき。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/bicycle/five_rule01.htm
ルール上自転車が歩道を通行する事はあります。しかし、これを歩行者は知っているのでしょうか?
立ち話で通路妨害・道いっぱいに広がって歩行
自転車が侵入可能な歩道なのに、こういう行動を取る歩行者も多いです。
最近リアルで見たのは、信号の前で自転車を降りて立ち話をするおばちゃん2人が怖かったです。自転車から見ても、「そこに陣取るのかよ!」と思ったし、良識がありそうな歩行者の方が口頭で注意してたんですが、どこうとしない・・・怖いからやめて。目の前にコンビニがあるから、コンビニの駐輪スペースに自転車とめて立ち話したらいいじゃん。
突然立ち止まる・ 突然蛇行・突然急旋回
これは別にルール違反では無いのですが、怖いんですよね。
何の前触れもなく急にやられるので、自転車乗りが歩道を通行する時は、歩行者付近では減速するのが良さそうです。
しかしこれって歩行者同士でも困るんじゃないかな。前の歩行者が急に180度急旋回してきたら「うわ!」と激突するんじゃないでしょうか。
死角から車道に突っ込む歩行者
これはつい先日見ました。
住宅の出入り口の真ん前が道路になっていて、歩道もガードレールも無く、白線のみの場所って結構ありますよね。
こういう住宅から人が出てきたんですが、その方は小走りで左右の安全確認を無しに突っ込んでました。
自転車・車から見たら「突然飛び出してきた」ようにしか見えず、住宅が死角になって人の飛び出しに気づかないから、非常に危険なのですよね。
この方は案の定車に轢かれそうになっていました。
歩きスマホ
ドコモが以前こんな動画をyoutubeに投稿していました。
全員歩きスマホin渋谷スクランブル交差点-もしもスクランブル交差点を横断する人が全 ...
中々面白い動画で、激突しすぎて、これ何のゲーム?と思う程カオスになっていますね。
歩きスマホはメディアで散々話題にあげられるので、わりと注意する人は多いようです。
自転車乗りから見ても、歩行者が前傾だったり片腕を上げていたりする姿勢から「あ、こいつ歩きスマホだわ」と解るので、危険は回避し易いですね。
ルールの周知の不徹底
警視庁のwebサイトのやる気のなさ
\(^o^)/
なんだこれ。酷いですな。
トップページの情報量が多すぎて、どこに何があるか解らん。離脱率凄そう。
下層サイトも同様。
そして20年前くらいの、ISDN時代のネットのようなデザイン。
こんなくだらない事に税金浪費してないで、その金で警視庁のwebサイトを何とかしろよ。
若者への周知
http://u-note.me/note/47500218
若者はテレビ見ない代わりにスマホは見るので、警視庁のwebサイト、スマホサイトも作りましょう。
高齢者への周知
高齢者はテレビと新聞をよく見る傾向があるそうなので、そちらで周知できないものか。
某知事のように下らない税金使うくらいならそっちに使って欲しい。
知ってましたか?こんなルール
歩道がある時、自転車はこっちを走る。
歩道がある時、歩行者はこっちを歩く。
歩道がない時、自転車はこっちを走る。
歩道がない時、歩行者はこっちを歩く。
ちゃんと把握してますか?私は把握できていないかもしれません。。
自転車
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kouhoushi/no38/r_m_koho38.htm
自転車は原則左側通行で、歩行者用路側帯では通行禁止、と考えておけば問題無いですね。ちなみにこの警視庁のページ、パンくずも無いからどこからこのページに行くのか、動線が不明です。。。流石警視庁webサイト。
歩行者
私が実際知らなかった歩行者側のルールが以下です。
歩行者は右側通行なのですか?左側通行なのですか? 警察にお聞きする内容かもしれませんが、いろいろ今問題をおこしてばかりの教育の現場ではどう教えているのでしょうか?
http://www.pref.nagano.lg.jp/soumu/koho/hotline/shosai/koukai/2012/06/2012000257.htm
「歩道のない車道を歩くときは、歩行者が右側を歩くことで、対面通行をし、危険を回避するのですよね。」 けど、それが特異なケースで、歩道が上下線整備されていれるケースで、右側通行にあたる側の歩道を、わざわざ歩く人はいませんよね。一つの側の歩道の中を、それぞれの方向の歩道者が歩いているのが現実ですが、歩道の中は右側ではなく、左側通行が一般のように思いますが、ここらどうなのでしょうか?私も、大昔、教育の場で、「歩行者は右側通行」を教えられた世代ですが、中高生の下校の折、混雑する町の中や、駅の周辺で、ダラダラ歩きに加えて、どちら側に寄る、どちら側をあけるなどの行動が散漫な子供が多く、歩道を歩いていも疲れます。子供だけでなく、大人もそんなヤツがいます。世代間で、どっち通行という概念もまちまちのような気がします。加えて、歩道を自転車に乗られたら、これまた複雑なお話になってしまう。
恥ずかしながらこれは知りませんでした。余裕で左側を歩いていました。
左側を歩くと、後ろから車が来ても解りにくいから事故が起きやすい。
右側を歩くと、前方に車が視覚にはいるので、接触事故等が起きにくい。
とのこと。ただしこれは歩道のない車道のケースです。
このルール、知らない人沢山いるのでは?と思います。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2013/0817/611784.htm?g=01
釣り堀こま・・・発言小町でも、認識の齟齬が発生していますね。
雑感
こういったルールですが、あれ?この場合のルールってどうだっけ?と考えてネットで調べても、警視庁のwebサイトがあんなものだから、Yahoo知恵おく・・Yahoo知恵袋等から情報を探してしまい、誤った情報を正しい情報と誤認してしまう事故が起きているかもしれないですね。こういう私も多分間違った知識を沢山抱えてしまっているでしょう。
警視庁さん、本気だせよ・・・