文系プログラマによるTIPSブログ

文系プログラマ脳の私が開発現場で学んだ事やプログラミングのTIPSをまとめています。

耳が良いが故の苦悩を語ってみる

耳が遠くて困っている人がいるのと同様に、耳が良くて困っている人もいるのです。今回は贅沢?な悩みについて少し語ってみようと思います。


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私は多分耳が良い(よく聞こえる)方だと思います。10〜15mくらい先で普通に話している人達の会話内容がはっきりと聞こえてくるくらいには聞こえます。

勿論耳を澄ませたり意識を集中したりしていません。仕事に集中しており、むしろ周りの会話を全く聞きたくないのに、一字一句漏らさず聞こえてしまいます。

15m先でAさんとBさんが会話していて、両者は1mも離れてないのにAさんがBさんに対して「え?」と聞き返しているのに、15m離れている私には全部声が届いています。こんな事が日常茶飯事なのです。

耳が良いとどういう悪影響があるか

よく聞こえる事は、良いことばかりではありません。

つい小さい声で話してしまう

耳が遠い方は自分の声が自分の耳に届きにくくなるので、声が大きくなりがちですよね。私の場合はそれと正反対です。非常に小さな声でも聞こえるので、小さな声で話しがちです。

これは結構悩みなのです。なるべく大きな声で話そうと心がけていますが、そうする耳がキンキンしてしまううえ、こんな大きな声を出して周りに迷惑がかからないか?等と考えてしまいます。

集中力を削がれがち

私 「(今日のタスクはどれくらいあるかな。10件か、1件目のチケットは・・・)」
周り「チケットの◯◯番なんだけどさぁ〜、これって・・・略・・・」
私 「(チケットの◯◯番?そんな番号ないぞ?あ、それは向こうのチームの話じゃん・・)」
周り「ちょっとそのチケットの10行目くらい見てよ」
私 「(10行目は・・・・・・だからそれは向こうのチームの話だってば・・・)」

こんな感じに周りの声が頭の中に割り込んできてしまい、集中力を削がれる事が多々有ります。

声が大きい人を敬遠しがち

もうとにかく耳がキンキンします。煩いんです。こんな煩い人と会話したくないという気持ちが先行してしまうので、ついつい避けてしまう傾向があります。それが悪化すると、「声が大きい人は無条件で嫌い」という精神状態になります。

「この人なんでこんな大声出してんの?怒ってるの?」と思ってしまう事も多々有ります。

聞きたくない会話も聞こえてしまう

チームの1人がトイレに行った後、残りのメンバーがその人の陰口を叩く事ってよくありますよね。そういう感じの会話が全部聞こえてしまいます。

隣の部署で誰かが怒られている会話が全部聞こえてきてしまって、まるで自分が怒られているかのような気分になる事も多いです。

他にも、色々な人の独り言や舌打ち等、これは聞きたくないなあ、というものも全部耳に届いてしまいます。

聞こえてない・聞いていないフリをしてしまう

会社で自分の後ろの方で私の名前を挙げて色々話をしていたりする場合がありますが、全部聞こえています。しかしその会話に割り込んだりするのが面倒なので、わざと聞いてなかった、そんな遠い場所での会話は聞こえませんよ、的な応対をする事があります。

自動車の騒音が煩い

就寝時にいざ寝ようとした時、外の自動車の騒音を拾ってしまうので、煩くて寝付きにくい時があります。

視覚より聴覚に頼りがち

私は超ド近眼で、視力は裸眼だと0.05くらいしかありません。メガネを掛けてようやく両目で0.7程度です。

生まれつき眼球振盪という症状を持っているせいか、非常に視力が低いです。漫画・ゲームを知る以前にもう視力は0.3くらいしか無かったほどです。

視力が低く耳が良いので、どうしても視覚より聴覚に便りがちです。聴覚に頼ると、あまり左右を見なくなっていきます。

例えば、私は自転車通勤しているのですが、正面は視覚に頼っていますが、左右はほとんど聴覚に頼ってあまり見ません。(後方確認はグルンと首を捻って確認します)これが危険だと解っていますが、どうしても聴覚に頼ろうとしてしまっています。

テレビの音量

私が学生の時は実家にいたわけですが、自分にとっての最適なテレビの音量と、父親によっての最適なテレビの音量に激しい差があったので、「音量大きすぎでしょ」と「え?そう?」というやりとりを幾度と無くしました。

ちなみに今は5年前くらいに購入した日立の液晶テレビを使っていますが、夜間は音量は7〜8前後が最適です。

ついつい静音効果の高い行動をとってしまう

例えば階段を登る時にバタバタ音をたてて登る人がいますが、私はほとんど音をたてません。だって煩いですから。

ドアも静かに閉めます。だって煩いですから。

このように、煩い行動をしなくなっていきます。

耳が良くても解決しない事

滑舌の悪い人との会話

耳が良いなら聞こえるでしょ?と思われるかもしれませんが、滑舌が悪い人の会話は聞き取れません。聞こえているのに何を言っているのか解らないというもどかしい状況になります。

自分の滑舌

耳が良くても自分の滑舌は良くなりませんよ。

耳が良くてよかった事

耳を澄ます必要が無い、色々なものの音量が小さくて済むのでエコ、何か(自動車とか)が接近してきてもいち早く察知できる、というくらいです。

雑感

引越す前に住んでいた場所が自動車の騒音が酷いところで、その時は寝る時に耳栓をするようにしていました。しかし・・・

耳栓を貫通して騒音が聞こえるんですが・・・・

という事で耳栓するのやめました。無駄でした・・


もう聞こえてしまう事は避けられないので、如何にして聞こえてくるものを無視するか、という事を常日頃考えています。あまりいい方法が見つかっていないですが、とりあえず「なんか聞こえてくるけどどうでもいい」という感じに聞き流すようにしています。


こんな感じに、耳が良くても悩みは多いです。良い事より悪い事の方が多いと私は感じています。

さて、これは贅沢な悩みなのか。

何事も程々に、中間くらいが丁度いいですね。極端なものは極端な結果になるので考えものです。