文系プログラマによるTIPSブログ

文系プログラマ脳の私が開発現場で学んだ事やプログラミングのTIPSをまとめています。

最近設計書を全く書かなくなった気がする件

私はプログラマーなのですが、最近設計書とかいうものをほとんど書いていません。以前在籍していた業務系SIの会社ではあんなに頑張って書いていたのになあ。


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何故設計書を書かなくなったのか

業務系SIだった時はあんなに書いていた設計書を何故書かなくなったのか。

クライアントが設計書を求めなくなってきた

私はWEB系の人間なのですが、クライアントが設計書の納品を求めてくる機会がほとんど無くなった気がしています。特に1次受けの場合はほとんど設計書の納品はありません。

何故求められないのか?それは恐らく以下の通りです。

  • 見ても解らない。理解できない。
  • そんな事に時間かけてないで可能な限り早くリリースしたい!
  • 大事なのは「今どうしたいのか」である。

順番に見て行きましょう。

設計書を見ても解らない。理解できない。

解らないでしょうねえ・・・

こんな難しい表現で事細かく書いても理解できないしょうね。理解しようとする時間も勿体無い。

企画からリリースまでのサイクルの短期化

「設計書なんて誰も見ないし見ても解らない。そんな事してないで早くリリースしてくれ。競合他社より早くリリースしたい」という考えのクライアントが増えてきています。

大事なのは「今どうしたいか」

私の周りでは、正確に要件を満たしている事よりも、クライアントが「今どうしたいか」をいち早く実現する事の方が重要視されています。もっと簡単に言うと、ちょっと画面触ってみて、「あ、こんな風に動いてほしいな」というふんわりしたレベルの要件が多く、それを実装していきます。今どうなっているかよりも、今どうしたいか、が重要視されている気がしています。

設計書を書かない代わりに求められるもの

それはズバリ納期の短縮です。

例えば、「WEBで広告うつから、LPページを早く作って!」みたいな感じで、企画からリリースまでの期間が非常に短くなります。そのサイクルが速いので、設計書なんぞ書いたり眺めたりする暇がクライアントにもこちらにも無いのです。リリースまでの期間が短いので、もし設計書をメンテし続けようとすると相当なメンテコストが計上されてしまいます。それで得する人はほとんどいないので、設計書が求められなくなってきているのでしょう。

雑感

設計書が不要な代わりに機能改修スピードが相当早くなってきている昨今ですが、デプロイ環境がきっちりしてないとしんどいですね。まだまだシェルスクリプトであれもこれもゴリゴリ系のプロジェクトが多いので、これから頑張って自動化していきたいですね。

そういった方々にはFabricの導入をオススメします。シェルスクリプトでゴリゴリexpectしてsudoしてたりするアホな事を卒業できます。以前以下の記事を書いたのでよろしければどうぞ。改善の第一歩になると思います!


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