先日Adobeからプログラミング用途で作られたSource Code Proをベースに、日本語を最適化したフォント「Source Han Code JP」がリリースされたので、早速競合と比較してみます。
各フォントのダウンロード先
Source Code Pro
Ricty Diminished
Source Han Code JP
比較環境
マシン | iMac Retina 5K |
---|---|
テキストエディタ | Atom (version 0.209.0) |
各フォントを基本文字で比較
※ 全てregularフォントでの比較です
Source Code Pro
Adobe製のフォントです。プログラミング用フォントなのですが、日本語をほとんど意識してないせいか、主に記号が潰れてしまっています。
Ricty Diminished
Ricty派生のRicty Diminishedです。日本語が意識されているため、相当綺麗に表示されます。また、文字と文字の間隔も日本語を意識しているせいか、他フォントより間隔が合いていて見やすくなっています。しかし一部全角記号は潰れてしまっていますね。
Source Han Code JP
そして先日公開されたAdobe製のSource Han Code JP。プログラミング用途のSource Code Proをベースに日本語に最適化されたものです。なんと全角記号が潰れず綺麗に表示できています。これは驚き。
各フォントをhtmlで比較
html + jqueryのサンプルコードです。
Source Code Pro
Ricty Diminished
Source Han Code JP
各フォントをjavaで比較
spring bootのサンプルコードです。
Source Code Pro
Ricty Diminished
Source Han Code JP
雑感
エディタはプログラミング以外の文章も普通に書くので、やはり日本語が重要になります。■や◯や★等の全角記号も使う機会が多いので、その辺りが潰れてしまうフォントは使いにくいですね。それを考慮すると、もう「Source Code Proを使う理由は無くなった」と言えるでしょう。
あとはRicty Diminished と Source Han Code JPですが、これはもう個人の趣向で選ぶといいと思います。Ricty Diminishedは一部全角記号が潰れてしまいますが、日本語が丸みを帯びていてかなり見やすい(個人的に)です。一方Source Han Code JPはソリッドなカチッとした感じですね。両者本当に素晴らしい表示をしてくれるので、両方使って気に入った方を選びましょう!!

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