読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

文系プログラマによるTIPSブログ

文系プログラマ脳の私が開発現場で学んだ事やプログラミングのTIPSをまとめています。

「どうしたらいいですか?」←「どうしたらいいと思う?」

仕事

今回のお題は「どうしたらいいですか?」という言葉を発してしまう事についてです。


これはIT業界に限らない話です。

あなたの周りに「どうしたらいいですか?」と誰かに聞いている人を見かけますか?

今回はその「どうしたらいいですか?」についてです。

問題点

どういう問題が起きるでしょう。


やらないおさん、ここの実装、どうしたらいいですか?


ああ、そこはね、◯◯で頼むよ

一見問題無いように見えるこのやりとり、私は危機感を覚えます。

私が考える最大の問題点は、


あなたが年をとって若手に同じ事を質問されたら、あなたは回答できるだろうか


という点です。

その質問に対して自分の考えが何もない

問題なのは、その質問に対して質問者が何か自分の考えを持っているのか。

もし考え持った上での質問ならいいと思います。しかし自分の考えが無いのは非常に危険です。

あなたは誰かに全てを委ねて指示して貰おうとしているので、あなたが若手に同じ質問をされても、その事について全く理解していないので、答えられないのではないか?と思ってしまうわけです。

最悪フロー

やるお「どうしたらいいですか?」
やらないお「どうしたらいいと思う?」
やるお「解りません。」
やらないお「君の考えは全く無いの?」
やるお「・・・」

推奨フロー

やるお「◯◯は◯◯なので◯◯する、という事だと思うんですが、認識はあっていますか?」
やらないお「そこは◯◯だけど、概ね合ってるよ。」

この2つにどんな違いがある?

最悪フローの場合、教えて貰った後それを実践する事になって初めて問題に気づき、行動を起こします。

一方推奨フローの場合は質問事項について自分で事前に軽く検討し、情報を整理してから行動を起こします。

もう質問をする時点で勝負は決していますね。

最悪フローの思考と行動
  1. 作業依頼される。
  2. 教えて貰う。
  3. 実践する。
  4. 問題発生。
  5. そもそも今俺は何をしてるんだっけ?
  6. あれ、これって何でこうしてるんだっけ?
  7. ここをこうするのって合ってるんだっけ?
  8. やるおさんすみません。問題が起きちゃったんですが、ここって何故こうしてるんですか?
  9. 以下、無限ループ
推奨フローの思考と行動
  1. 作業依頼される。
  2. 事前に情報を整理して作業内容をシミュレーション。
  3. 問題点や何故そうするのかを整理して確認。
  4. 作業内容が整理できたので、実践。
  5. 終了。

両者の例

最悪フロー

これから進む道が地雷原なのかどうかも知らない。解かんないし考えも無しに地雷原に突入。盛大に地雷を踏んで大怪我をする。「大怪我しちゃいました!」と上司に報告。

推奨フロー

これから進む道が地雷原なのかを確認する。まず探知機でどのルートに地雷が埋まっているのか、突入前に確認。安全ルートを発見したので上司に報告し、相談した上で突入し、無事に地雷原を突破。

教えて貰えばできるよ!

できるかもしれません。

しかし、教えて貰わないとできないのでしょう?

自分が年をとって、教えてくれる人がいなくなった時どうするのでしょうか

それに、他人に指示された事って、理解するのに時間がかかりますよね。

自分で考えた事ならば、自分が理解できるよう情報を整理しているので、これからやろうとする事の理解も早く、深く理解できるでしょう。

教えて貰える期間は限られている

あなたが何の考えも無しに答えを教えて貰い、指示して貰える期間は限られています。

学生の間は一切何の考えも無くても許されます。

社会人1〜2年目でも、新人という事で許容されます。

しかし社会人3年目くらいになると、「ん?」と周りが違和感を感じ始めます。

社会人5〜10年目になると、「お前は今まで何してきたんだ?」と、評価は激変します。

世の中には誰も答えを知らない事が沢山ある

極端な例ですが、誰も答えを知らない前人未到なプロジェクトをあなたが任された時、あなたの実力が試されます。

教えて貰えばできるよ!タイプの人には、これは無理でしょう。誰も答えを知らないのですから。

常に自分の頭で考えてから行動してきた人なら、答えを手探りで探しながら、ゴールに辿り着けるかもしれません。

「どうしたらいいと思う?」と聞き返される事を想定すべし

「どうしたらいいか?」と言いそうになった時、「どうしたらいいと思う?」と聞き返される事を想定するといいと思います。

こうやって自分の頭で考える習慣がつくと、どんな事にもちゃんと自分の頭で情報を整理する習慣が付き、誰にも聞けない、未知の仕事についても対応して行きやすいと思います。

雑感

私はIT業界で開発の仕事をしていますが、かなりこの質問をされます。

新入社員からもされますが、年齢的にまあ許容範囲です。

しかし30〜40歳くらいの派遣社員の方にこの質問をされると、流石に頭がクラクラしてしまいます。

派遣だから社員の指示に従っていればいい、という考えの人が多いのか、全く考えが無い人が結構いて、そういう方は例外無くスキルが低かったように思えます。

誰かの指示を聞いていればいい、誰かに付いて行けばいい、というのは心地いいものですが、不平不満だらけになりがちですよね。なんせ他人に全てを委ねているので、労働時間帯や仕事のさじ加減もその人に合わせないといけないのですから。

そういう意味でも、自分の頭で考える習慣を付けて一人で動けるようになると、自分の働く環境を自分で作る事もできるので、仕事への不満も減っていくと思います。

東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方

東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方

世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業

世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業