IE8は2009年にリリースして以来、よく使われているブラウザです。
なんといっても天下のマイクロソフト様が提供するブラウザなのですから、信頼性・拡張性・パフォーマンス、全てにおいて最高です。
本当にそうでしょうか・・・・?
互換モードの存在
IE8には互換モードというものがあります。
詳細はMSのオフィシャルブログに記載されています。
IE8互換モードについて – Japan IE Support Team Blog
この互換モードは、IE8のブラウザでIE6やIE7として描画をする事ができる機能です。
そもそも何故この互換モードが必要なのか。公式サイトによると以下の通りです。
互換表示が必要な理由
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj822325.aspx
Microsoft によるレガシ Web アプリケーションの互換性の問題に関する調査から、以前のバージョンと同じようにブラウザーでレンダリングする機能がユーザーの役に立つことが明らかになりました。
役にたってる・・・・?
キチガイじみたコンプライアンス順守のせいで、未だにIE6や7を使わざるを得ない人の役に立つのでしょうか??
互換モードが開発者やデザイナーに与える影響
今に始まったことではありませんが、このIE8、
IE8だけデザイン崩れするケースが多い、多すぎる!!!
デザイン崩れする時は大抵互換モードがONになっています。
開発者の立場として、本当にこのIE8は鬱陶しい、今すぐ消え失せて欲しいブラウザです。
IE6と同じくらい消えて欲しいです。
この互換モードは特定のネットワーク環境では強制的にオンになってしまい、オフにする事ができないこともあるようで、ユーザと開発者とデザイナーを同時に困らせる事ができる優れもの!!
互換モードがあるせいで、SLAではIE8以下は対応しないと契約しても、互換モード?なにそれ?IE8で動かないんじゃ約束と違うじゃないか!!とクライアントを激怒される要因の一つになる事さえあります。(IE8を使って互換モードでIE7で描画するので結局IE7に対応するのと同じ事になる)
他のブラウザとの比較
chromeやfirefoxにも互換モードはあります。
しかしIEと違い、互換モードをオンにしてもデザインが崩れる事はほぼありません。
デザイン崩れするのはIE8だけ!!!
これではIE6が再来したようなものです。
ユーザ・開発者・デザイナーを漏れ無く困らせ、時間を使わせる事ができる凄いブラウザです。
互換モードが有っても無くても結局IEはいずれかのバージョンでデザインが崩れる事が多いので、安心して使えるバージョンなんてありません。開発速度は他ブラウザと比較して1〜2年遅れなので、バグの修正速度も遅く、パフォーマンスも悪く、デザインは崩れ、アドオンは少なく、入れたく無いのに勝手に入る、一つもいい点が見当たりません。
以上の事から、開発者目線ではIEを使うのは非推奨です。
メモリを食うが高速で開発速度も速いchromeが1番のオススメで、メモリ消費が抑えられてアドオンが最多なfirefoxが2版目のオススメです。Operaは最近レンダラをblinkにしたので、中身はchromeとほぼ同じです。
デザイン崩れやレンダリング速度の遅さに悩みたくない方は、chromeとfirefoxをオススメします。