1万円稼ぐまでの道のりの記事の続編ですよ〜
前回以下の記事を書きましたが、、それなりに反響があったようなので、今回は2万円バージョンを書いてみようと思います。
現在の収益状況
前回の記事ではadsense+Amazonアソシエイト+忍者admaxを合計して1万円突破の記事となりましたが、今現在はadsenseだけで2万円以上の収益となっています。
adsenseだけ右肩上がりで伸び続け、amazonアソシエイトは予想より伸びていません。忍者admaxはさっぱりです。
2万円に到達するまで
1万円突破から2万円突破までの道のりですが、それ程苦労しませんでした。正直1万円稼げるなら、2万円稼ぐのも時間の問題かと思います。1万円稼ぐ道のりの方が遥かに大変で労力がかかると思います。もしあなたが今1万円稼げているなら、そのやり方はおおよそ正しく、そのまま頑張っていれば自然と2万円に到達するでしょう。
とはいえ「そのまま頑張れ」ではつまらないので、これからどうすべきか綴ってみます。
2万円稼ぐまでにやること
システム面でのSEOへの執着を捨てる
システム面とは例えば、「W3C的にこのタグの中にはこういう文章を書くべき」とか、クロール速度を上げるために◯◯する、とかいった事です。他にも「WordPressでこのプラグインがSEOに強いみたい!」のようなもの同様です。
そんな時間があるなら記事を書きましょう。
1万円稼げているなら、今以上にシステム面でのSEOによる効果はそんなに期待できません。もし私のようにレンタルブロガーなら、中の人に任せちゃいましょう。任せている間にあなたは記事を書くべきです。
皆がSEOが大好きなのは知っています。あのタグがどうだの、記事中のキーワードがどうだの、皆愛してますよね?ここは一旦冷静になって、あなたのそのSEOの施策に費やす時間を新規コンテンツの開拓に費やした方が遥かに良い結果が生み出せる、と考えて下さい。
SEOの施策一つで例えば5%収益が変動するとします。例えばGigazineは収益が3000万あるそうなので、その5%は実に150万円に相当します。しかしあなたのサイトの収益が1万円だとすると、その5%は僅か500円です。これを理解して下さい。あなたがSEOを意識するのは速すぎます。ここはグッと堪えて500円に命をかけるより新規記事を書いて、その記事で毎日20円稼ぎましょう。すると20円✕30日で600円です。それを積み上げると・・・解りますね?
デバイスを意識する
「俺のサイトPCネタばっかりだからPCユーザが見られればいいや」なんて思った方は失格です。
どんな情報であろうと、今はモバイルからのアクセスを獲得すべきです。
モバイルからのアクセスは、モバイル用のサイトを用意するのが一番楽です。レンタルブログなら大抵用意されてるでしょうし、WordPressでもプラグインでどうとでもなるでしょう。
今の世の中はあなたの想像を遥かに超えたモバイルユーザのトラフィックがあるのです。
当ブログでは既に50%はモバイルからのアクセスになっています。
これから更に増える事が予想されるので、もしあなたのサイトがモバイル対応していなら、対応するだけでトラフィックが2倍になる可能性すらあります。
デバイス毎に適切に広告を貼る
PCサイトにadsenseは限界まで貼っていますか?
モバイルサイトににadsenseは限界まで貼っていますか?
もしまだ貼れる余力があるなら、以下を参考にギリギリまで増やしましょう。
コンテンツ向け AdSense ユニットは 3 つまで
https://support.google.com/adsense/answer/1346295?hl=ja#Ad_limit_per_page
リンクユニットは 3 つまで
検索ボックスは 2 つまで
特にPCサイトへの広告配置は力を入れるけど、モバイルサイトは適当、という方は意外と多いと思います。そのPCへの労力をモバイルにも分けてあげて下さい。それだけで大変な収益アップに繋がります。実際当ブログもはてなブログproにしてモバイルサイトにadsenseを貼ってから、収益は倍増しています。
どういう広告を貼ればいいかですが、それはgoogleがadsense管理画面で通知してくれます。
例えばadsense管理画面には以下のような通知が届く事があり、どのサイトのどのURLを、どうすると収益が何パーセント上がるか(googleの統計上かな?)という事までアドバイスして貰えます。
- 広告枠を 2 倍増やすには
- 1 週間の収益が最大 5%増加することが予測されます。
何でも自分でやろうとする癖をやめる
- 各種SNSへの記事更新通知を自分で行ってしまう。
- 記事のdescription等、システム面でのSEOを自力でやろうとしてしまう。
- がんばって記事中央に広告を自力で貼ってしまう。
こういった事を自力でやる事はおすすめしません。そんな作業に時間を費やすくらいなら、記事を書きましょう。これらで得られる利益よりも新規に記事を書いて得られる利益の方が多いです。
現実世界で例えるなら、「冷蔵庫の開け閉めは1秒以内にして電気代を節約」みたいなものです。そんな事に労力を対やして疲弊するより、1時間バイトした方が遥かに多く収益が生み出せます。頑張る方向を間違うと、利益は出ません。
もしこの考え方を「誠意が無い!」だとか「義に反する」とか「守銭奴め!」等と感じる方は、そもそもアフィリエイトに向いていません。そういう事を考えるなら、そもそもサイトに広告を貼るという行為自体がユーザに不利益をもたらしている筈なので、言っている事とやっている事が激しく矛盾しています。一刻も早く退場しましょう。残念ながら広告という概念自体が営利活動なので、金銭が動く事は当たり前なのです。
記事数への執着を捨てる
記事の数=コンテンツ量、にはなりません。なぜなら記事の最初や最後には定型句(皆さんこんにちは、ではでは、等)が含まれていたりして、実質記事に入らない文章が含まれます。なので、実際の数よりも少ないコンテンツになり易いです。
更に、記事数が多い場合、大抵記事の質が低くコンテンツ量も少なくなりがちです。そうなってしまうと検索エンジン視点で考えると、「うーん、このサイト記事数は多いんだけど、中身がスッカラカンで何を評価していいのか正直解らん」と考えるでしょう。当然ユーザだってそう考えるでしょう。
記事数が多いが質が低い記事になり易いものの筆頭として、ニュース記事の感想、等があります。何故ニュースなのかというと、ニュースは鮮度が命なので、早急に記事にしないとシェアが奪われるからです。だから質より量になってしまう事は必至で、評価のしようがない記事を量産してしまいがちです。
テキストを意識する
画像にテキストを入れてしまうと、検索エンジンはその画像にコンテンツがある事まで把握できません。すると最悪「このサイトには画像はあるがコンテンツが無いから低評価な」という判定が下される可能性があります。
altにテキストを入れれば?という考えも難しく、文字数が多いとスパムと疑われますし、いちいちそんな事に労力を割いていてはコンテンツが作成できずに収益が向上しません。
今作っている記事が検索エンジンが読み取れるものなのかを強く意識すべきです。プレーンなテキストが最も検索エンジンが読み取りやすいので、コンテンツは極力テキストで構成すべきです。
QA
Q、PV数が上がらないよ!
そんなの解りきっています。あなたの作った記事・コンテンツに需要が無いんです。必要とされないから誰も閲覧してくれないのです。決してSEOがダメだからPV数が上がらないのではありません。
では何故需要が無いかを考えてみましょう。
記事が日記になっている
日記が許されるのは有名人だけです。その辺に歩いている人の日記を毎日見たい人なんていません。
「今日は赤信号に10回もつかまっちまったよ」なんて記事見て誰が嬉しいのでしょう。
記事から得られるものが何も無い
例えば他サイトから記事を引用するとして、引用に対するコメントが「それは良くない」「人としてダメだ」で終わってしまうと、「で?何が良くないの?何が人としてダメなの?」と逆に疑問を投げられてしまいます。サイトのビジターはそんなお人好しでないので、見た瞬間得られるものが無いと、1秒以内に離脱されてしまいます。ヘタしたら100ミリ秒くらい高速で離脱されてしまいます。
「良くない」というならば、「良くない理由」と「良くするためにどうすべきか」等、解決策を提示すべきです。ビジターはあなたの感想を見るためにサイトを訪れるのではありません。解決策を探して訪れるのです。あなたが有名人であれば話しは別ですけどね。
Q、記事を書くときに気をつける事はあるの?
最も重要なのはその記事によってビジターの心を動かせるかどうかです。「この記事のおかげで問題が解決した!」が最高で、「いや!俺はそのオススメよりこっちの方が好きだ。許せん!」といった批判めいたものでも構いません。
ユーザがそういった感情を持てないという事は、その人にとって価値が無いので、「ふーん」「あっそう」と言って1秒以内に離脱されます。ではどうやって心を動かしましょう。
参入し易い話題の提供
ちょっと露骨であまりよくないですが、私の以下の記事はその例になります。
ブラウザの話は宗教論争のようなものなので、色々な人が「いや、俺はこのブラウザを支援するぜ!」「オペラ最強伝説」等、非常に参入の敷居が低くなります。すると沢山の人からコメント(主にSNS)を貰えます。
専門性の高い知識の提供
知識はお金になる ドンッ!
例えば私の場合はプログラムを書いていて謎のエラーが発生し、何故そのエラーが発生したのか、どういう手順で解決に至ったか、という記事をよく書きます。すると他のユーザも同じエラーに遭遇した時に解決策を提示する事ができます。
Q、システム面のSEOを頑張らなくていい理由は?
極端な例ですが、例えば「あいうえお」と5文字だけ書いた記事を1000件用意します。そしてそのサイトには誰もが驚嘆するようなSEO施策を施します。一方SEOはブログに任せっきりで記事数は少ないが一つ一つの記事に価値があるサイト、さて、検索エンジンやあなたはどちらを評価するでしょう。ユーザがあなたのサイトを訪れる理由ってなんでしたっけ?素晴らしいSEO施策を見に来たんでしたっけ?
企業サイトであれば利益を追求する必要があるので、人的リソースを消費して恒常的にシステム面でのSEO施策を費やします。しかしあなたのサイトは個人サイトです。自分一人なのですから、企業サイトがやるような施策をやっていたら記事なんて書いてられません。それこそ「最強のSEOが施されているが記事がスッカラカン」な評価のしようのないサイトが出来上がります。
Q、ではユーザ面でのSEOは?
これは個人レベルでは非常に難しいと思っています。
例えば、ユーザをこういうキーワードでサイトに誘導し、こういうコンテンツを用意してそっちに誘導し、最終的にこういうソリューションを提供して購入して貰う、そういった施策は個人では中々できませんね。これはSEO業者がやるレベルの施策かと思います。
なので個人レベルでできる施策を考えると、記事のタイトルとコンテンツが正しく関連している、コンテンツが正しく解決策を提示している、といったところでしょうか。検索エンジンから検索して貰ったユーザを解決に導ければいいかと思います。
Q、沢山サイト作ってその中からヒット作が出ればいいよね?
昔ならいざしらず、今の検索エンジン的にでますかね。
「量」と「品質」は反比例しますので、沢山やろうとすると低品質なコンテンツになり易いので、余計にヒットコンテンツが生まれないような気がします。今の検索エンジンがそんなペラペラコンテンツを上位表示させますかね?
Q, 1度もバズった事が無いんだけどいいよね!?
いいんですが、バズらない理由を考えてみましょう。
やっぱり理由は簡単。「バズらせる要因が無いから」です。では何故その要因が無いか?それも簡単です。「ユーザの心を動かせていないから」です。喜びや怒りの感情があれば、その感情を言葉にしてユーザはコメントしてくれる筈です。
Q、いいね数とかSNSの件数は気にした方がいいの?
気にしましょう。個人的に「SNSの件数は市場の正直な反応」だと思っています。
あなたのサイトに常連さんがいる場合、その方は除外した件数を見て下さい。いいね数は何件でしたか?はてブ数は何件でしたか?0件なら、あなたのコンテンツはやはり需要が無いのです。SNS、特にtwitterは相当気軽にリアクションできるので、twitterから反応が貰えないような記事は本気で需要が無いと考えましょう。
twitterやfacebookをよく使う方は、自分がいいねする時をよく考えて下さい。何故いいねやお気に入りするのでしょう。「これは自分にとって有用な情報だ」「このニュースはヤバイぞ」みたいな感情が生まれたからするのですよね。それがビジターにされないという事は、ビジターは何の感情も持たなかった、全く役に立たなかった、それがいいね数等となって表面化しているわけです。
Q、需要需要っていうけど何したら需要ができるの?
心を動かせる記事を書くのが最もいいのですが、難しい場合は「解決策」を提示できるかどうかを検討して下さい。何かを解決できると、そこに需要が生まれます。
例えばMySQLを例にすると、私はよく「えっと、alter文で外部キー設定する構文どうだっけ?」と調べ、たった1行だけそのSQL文が書いてあるだけのサイトが上位にヒットしたりします。その理由は簡単で、「私を解決に導いてくれた」からで、私が解決したなら他の人も解決している、つまりこの記事には需要がある、と検索エンジンは判断しているのでしょう。
Q、WordPressでなくていいの?
いいです。
WPのメリット
- 相当自由にhtmlを編集可能。adsenseを貼る位置が完全に自由です。
- テーマの数が膨大。
- レンタルブログのように運営の都合による制限が無い。
WPのデメリット
- 非プログラマの方にとってトラブル時に解決が困難。エラーが起きた時自力で解決できるか。
- バージョンアップすると機能アップする場合等に自力で行う必要がある。
- セキュリティ問題が起きた時に自力でWPのバージョンアップを行う必要がある。
- コミュニティが無い。レンタルブログなら記事はコミュニティに共有されるのでアクセスが集まりやすい。
コミュニティ面が一番大変な点だと思います。確かにWPは有利なんですが、コミュニティの力無しに自力で一定のアクセスを稼ぐようになるまでの道のりは本当に大変です。
一方レンタルブログの場合はWPと正反対のメリット・デメリットをもちます。自由を犠牲にする代わりに、システムのアップデートや機能追加を中の人が勝手にやってくれ、障害時も勝手に復旧してくれ、コミュニティによってアクセスを集めやすいです。
私が悩んでいる事
悩み1、プログラムのコードをgistに移行してSEOは大丈夫か?
gistを筆頭に、外部サイトからコードを貼り付ける事ができるサイトは沢山ありますが、大体iframeなんですよね。
こちらの有名なSEOサイトに回答が載っていますが、「iframeは独立ページとなるのでコンテンツの1部にならない」と書かれています。つまりgistにプログラムのコードを移行した場合、本来ブログ側のコンテンツになり得たコードが、全部その効果を失う、という事でしょう。
これは大変悩ましいです。gist等に移せば、成果物としての管理も楽ですし、色々良いことづくめなのです。しかし代わりにコンテンツと扱われなくなるので、今までプログラムのコードで検索して訪れてくれたユーザが、来なくなってしまいます。どちらも自分で作ったコンテンツなのに、評価が綺麗に分散されてしまうという悲劇、これはどう解決するのがいいのでしょうね。
私はこの問題の解決策が思いつかないので、頑なにブログにコードを載せ続けています。
悩み2、adsenseのポリシーが曖昧過ぎる
私が管理しているtree-tipsというサイトですが、以前以下の警告を受けました。
「広告コンテンツのオーバーラップ: Google のプログラム ポリシーに記載されているとおり、いかなる方法でもサイト運営者様が Google 広告の動作を変更することは許可しておりません。これには、サイト コンテンツの一部に広告を重ねて表示したり、広告の一部にウェブページの一部を重ねて表示することも含まれます。」
ぱっと見、全く広告は重なってません。で、色々考えてみた結果、「bootstrap使っているのでレスポンシブ対応している。で、ウインドウサイズを小さくするとレスポンシブが影響して広告とコンテンツが確かに重なった、という事が分かった事があります。
こういったadsenseからの通知やポリシーは具体的な事を全然書いてくれません。どのURLに問題があるのかを書いてはくれますが、どの広告がどう重なったのか、までは書いてくれないのです。
もし私がこの予想を外して別の要因で重なっていたら、今頃adsenseを停止されていたかもしれません。この曖昧さが怖いのですよね。
具体性が無いから片っ端から怪しい部分を潰し、ドキドキしながら再審査リクエストをする、という事を世の中のアフィリエイターはやっているわけです。恐らくgoogleは「敢えて具体的に書かないことでサイト全体の広告を見直すきっかけを与えている」とか考えている可能英がありますね。実際私はその時サイト全体を見直しました。しかしこれは非常に心臓が悪く、積極的に広告配置の試行錯誤をする事の妨げになるので、何とかして欲しいものです。
雑感
いかがでしたでしょうか。結構辛辣な事ばかり書いてしまいましたが、もし心当たりがあるなら、それを修正してくのが改善への第一歩になると思います。どれだけ素直に「自分はここを失敗している」という事を認める事ができるかが重要だと私は考えています。
あと、皆SEO SEO言い過ぎだと思います。そんな気にする程トラフィックないでしょうに。(勿論当ブログもそんなトラフィック無いです)
今後の展望ですが、現状adsenseとamazonアソシエイトと忍者admaxを合計すると、3万円以上の収益になっていますが、これからが大変です。はてなブログproというカードももう無いので、これからどうやって収益を向上させるか。
昔からやるやる詐欺状態ですが、そろそろ新規サイトを作ろうかなと考えています。ブログでもGAEでもなく、クラウドで全部自前でやろうと検討中なのです。まあ相変わらず技術要素に囚われて進んでないんですけどね・・・
以前1万円稼ぐまでの道のりも書いたので合わせてどうぞ。

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