なんという速度差。
先日お試しで公開した静的ページジェネレータ解説サイトですが、Google Cloud Storageにアップロードしていたわけですが、バケットはNearlineという可用性が最も低く、レイテンシが最も高い(遅い)ものでした。説明にも「平均して2〜5秒くらいかかるよ〜」と書いてあるものです。
このNearlineですが、フロントで使うには余りにも遅く、ちょっとこれはイカンと思ってDRAに変更しました。
GCSには現状3種類のオプションが用意されており、それぞれを比較するとこんな感じです。
プラン | 速さ | 可用性 | 価格(GB/month) | データ取得 |
---|---|---|---|---|
Standard | 速い | 99.99% | $0.026 | 無料 |
DRA | 速い | 99% | $0.02 | 無料 |
Nearline | 遅い。平均2〜5秒 | 99% | $0.01 | $0.01 (per GB) |
Standardは一見普通っぽいプランを想像してしまいますが、最も高価なオプションです。これらを比較すると解りますが、異次元の可用性ですね。StandardとDRAで0.99%の違いしかありません。
一般サイトでは99.99%も99%も差が無いので、ウェブで静的ページを運用するケースでは通常はDRAを選択するのがいいかと思います。Nearlineでは画像の読み込み等が目茶苦茶遅く、多分クローラに「このサイトは遅い!順位下げるわ」と見放される恐れがあるので、DRAの方がいいでしょう。ログファイル置き場等で使用する場合はNearlineでもいいのかな、と思います。
耐久性については、99.999999999%とか小学生が思いつきそうな数字が書いてあるので、壊れる可能性はほぼ0と言ってもいいでしょう。
DRAとNearlineで価格差がなんと2倍もありますが、元々の価格が安すぎるので、正直カスみたいな価格だと思います。
という事で一気にサイトが高速化したので、モバイルでも結構サクサク閲覧できるのではないかと思います。